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大仏画(トンドル)
午前1時半起床、2時出発、目指すはパロ・ゾン(城)の上手のデヤンカ広場、ツェチュ祭最後の朝に行われるトンドル(大掛仏)のご開帳を見学するためだ。未明にもかかわらず老若男女、子供も赤子までもが背負われて黙々と暗い石畳を上ってくる。
3時過ぎにパロ・ゾンからトンドルは運び出された。パドマサンババを中心にその妃や八変化相などが絹のアップリケで色鮮やかに描き出されたトンドルが静かに巻き上げられていくと、参拝者の間には低いどよめきのような祈りのつぶやきがもれ、荘厳な雰囲気であった。が、ご開帳が終わるや否や、いち早くトンドルに触れ功徳を積みたいと願う参拝者たちが、我先にとトンドル目掛けて進み出るので、人の波ででごった返した中庭には大きな人の渦が出来、移動するにも身動きがとれず、いつとはなしに自分も渦の一員となり小一時間ほど揉みにもまれて、やっとのことでトンドルに触れご利益をいただくことが出来たのでした。
胸に抱えたカメラをつぶされまいと必死に守りながらの
命からがらの参拝でした。