知られざる美しき交流
「川合玉堂と清水比庵」展
―新発見の手紙と合作作品―
2008/5/13(火)-6/15(日)10:00-17:00
玉堂美術館・櫛かんざし美術館・いもうとやの3館
主催:玉堂美術館
ギャラリートーク
2008/5/31(日)13:30-16:00
懇親会 50名 要予約
申し込みは「ままごと屋」に電話かFAXで
TEL0428-78-9523 FAX0428-78-8143
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昭和37年9月4日
初孫の御歌は不思議な不安定な作者の感情がよく表現しられてをる佳作と思います 上下が分裂してをるどころかいかにも両方で支え合って当時の作者そのままを表現してをると思ひます 今日は雨がふって涼しく昼の暑さが無いので気持もよく栃木県鹿沼といふ麻どころから送られた麻の繊維をもって作って大筆を揮って大きな字を数枚大きな字をかくと自分も大きくなって天上を飛ぶやうな気持ちになります 伊予の三輪田米山が全紙(書仙)をひろげて大きな字ばかり書いてゐた気持ちがわかります 後世米山の値打が出て作品をあさる者が大きな紙へ大きな字をかいたものばかり出てくるので嘆息したといふが愉快な話です 小林和作先生は大作でなければ名品はないといって大きなものばかり喜ばれる
△戸をあけて葡萄の棚を打つ雨の音をききつつ秋をみている

成田山書道美術館での三輪田米山展
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米山は松山の生まれ。明治維新を境に幕末と明治の激動の時代をすごした神主さん。その書は古典に精通していながらそれに拘泥せず、大胆な表現を展開した。彼の書は長く松山を中心に愛されていたが、戦前に佐伯祐三や墨蹟などのコレクションで知られる実業家・山本発次郎の目にとまり、その魅力が広く理解されるようになった。山本発次郎コレクションは現在、大阪市立近代美術館建設準備室に保管されている。
私が米山の書に出会ったのは今から40年ほど前、松山の浅海蘇山氏宅であった。浅海氏の出版された大作『米山』を求めては、日ごと夜毎にながめては、その逸格の書に魅了されていたのである。
昨年5月成田山書道美術館にその一部が公開され、「三輪田米山―山本発次郎の眼ざし―」の演題で、橋爪節也氏(大阪市近代美術館建設準備室主任学芸員)の講演会も開催された。ゆったりとした会場で心ゆくまで米山の書を鑑賞できたことはこの上ない至福であった。