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永平寺貫首・宮崎奕保禅師様
「主人の3回忌を迎えるのに、未だ戒名がないのよ。」と言う友人と一緒にお寺さんを訪ねたのが昨年の10月でした。そこで知り得たことは、葬儀の時に戒名をつけず、後に夫の戒名をもらうためには、妻である友人が受戒をしなければならないということでした。
そこで、死後戒名をもらうのが普通だが生前戒名もいいかなと思うようになり、今回永平寺別院の授戒会に参加しました。
授戒会には、大本山永平寺貫首・宮崎奕保禅師様(当年106歳)がご親修とありましたので、禅師様にお会いできることが心待ちのひとつでもありました。禅師様は少しお疲れのようでしたが、3日間のうち、何度もおつとめにお出になられ、まさに命がけの授戒会だったと思います。
朝4時半起床、夜9時消灯までの間は、塔堂で法要等に参加することでした。じっと椅子に座っているのも骨が折れましたが、おかげ様で正戒のおつとめを無事終えることが出来、禅師様の直接の仏弟子としてお血脈をいただくことができました。2日目の夜に行われた散華、また3日目の受戒会では、直接宮崎奕保禅師様からお導きをいただき、格別な想いがしました。ほんとにすごいです。106歳まで生きるだけでも大変なのに、生涯を通じて仏に仕え、生きとし生きるものの心のも持ち方をお導きになられていおられるのですから、まさに生き仏様でありました。お見送りの時、誰からともなしに禅師様のお御手にさわらせてもらことになりました。私もちょっとだけ触れさせていただきました。しなやかで温かい手でした。