2008.06.07(土) 17:00開演
山形市・文翔館議場ホール
チェロ・ヴァイオリン・ピアノと書のコラボレーション
知られざる美しき交流
―新発見の手紙と合作作品―
「川合玉堂と清水比庵」展 オープン!!
2008/5/13(火)-6/15(日)10:00-17:00
玉堂美術館・櫛かんざし美術館・いもうとやの3館
主催:玉堂美術館
ギャラリートーク 終了しました
2008/5/31(日)13:30-16:00
会場:小澤酒造酒蔵 青梅市沢井2-770 沢井駅下車徒歩5分
Copyright © 2004-2006 Six Apart. All Rights Reserved.

在るがままに、「柳はみどり花はくれない」

寺家ふるさと村の茶室・白心庵で、「川岸富士男 椿づくし展」が開催されている。日曜日の午後訪ねてみた。白心庵での展示は今回で3回目とか。あいにくの雨で訪れる客も少なかったので、作家の先生に話を伺うことが出来た。先生は小石川植物園の近くに住まい、よく植物園の草花の写生をされるそうだ。
目立たない楚々とした野の草花に心を寄せ、細やかな描写をされていることにも好感が持てた。書も巧みで、添えられ草体の書が絵と調和し、いっそう華やかさを際立たせていた。
会場ではお茶の接待までいただき、ゆったりとした気持ちで、心ゆくまで細密画を味わことが出来た。関心のある方は、ぜひご覧下さい!!
☆
会期は2月28日(火)まで。午前10:00-午後5:00
連絡先は郷土文化館 (TEL 045-961-5862)
”母の歳 越えて形見の白梅香る” 冬虹
・

背景拓本は「開通褒斜道刻石」

游
游びごころを忘れずにね!!

ポカポカ陽気に誘われ家事に専念していると、次々と電話のかかってくること。たいていはセールス、霊園・墓石・投資・マンション等など。本日はオレオレ電話が1件。初端から、「お母さん、おかあさんだろ。」と今にも泣きだしそうな声。「いいえ、違います。」と言って電話を切る。だって我が家には息子は居りません。しばらくすると今度はカード会社と名乗る電話。「昨年アメリカに行ったときに、カード番号が漏洩した心配があるとの情報が入りました。それでこれからカードをストップしますので…。」先ほどの電話のこともあるので、疑い深くゴジャゴジャ言ってると、「そんなに心配ならカード裏に書いてある番号に電話をして僕の名前で呼び出してください。」と言うので直にTELする。先刻の人が出たものの、はたして連絡前にカード使用がされていないかを早速調べてみないとね。
東京学芸大学書道専攻の卒業制作展を観た。展示作品の中で目を引いたのは、洋服仕立ての「山海経」である。上部までは読み取れないが、とにかく洋服全面に「山海経」が書いてある。書というよりも現代アートを見ている思いで、その努力とアイディアには共感を覚えた。

平良美樹さんの作品 「山海経」

「山海経」部分
「山海経」は、中国最古の空想的地理書で全8巻。五蔵山経・海外四経・海内四経・大荒海内経より構成され、その内容は山川の地理・動植物・鉱物山岳や祭礼などである。その中には奇怪な姿の動植物が多く記されているため、後世では怪奇事典として娯楽用に供されるようになった。
www.hmt.toyama-u.ac.jp/chubun/ohno/sengai.htm を参考にさせて頂きました。
トリノオリンピックも開幕から11日が過ぎた。連日深夜まで息のスク競技に見入っている。0秒幾つかの小差を競い、アイスバンの急斜面を垂直に滑り落ちてくる勇姿は男子大回転ならではの醍醐味といえる。次々とタイムを更新していく選手に息を合わせている自分がいて、一緒に滑走しているような気分になっている。
これから攻めようとスタート台に立つ選手の気持ちは、書の「大字揮毫」する時の緊張感そのものに近いように思えてならないのだ。
解説者による選手たちの勝利へのドラマも劇的で、ひやひやドキドキしながらのTV観戦は当分続きそうである。

冬の薔薇

花
草筆(くさふで)の書き心地を試してみた。細い軸は繊細で頼りなく、軽くつまむ軸先の力が紙面に接する草筆にダイレクトに伝わって行かない。弾力の強い筆先は墨をはじき、簡単には意のままにならないのが特筆なのかも知れない。書き手の意思を押し付けるのではなく、筆の赴くままにわが心を筆に委ねるだけの余裕が必要なのかも知れない。

「従来の筆にはない、しぶい線筆が出せる」という草筆をいただいた。展覧会の度に、厳しくかつ的確に作品を評価してくれる大先輩のお手製のもの。大小3本のプレゼントは、「もっと魅力のある、いい線を引くように。」とのメッセージと受け止めた。
古墨でも磨り、ゆったりとした気持ちで初挑戦をして見ます。
東京美術倶楽部で開催中の「大いなる遺産 美の伝統」展をみた。国宝を中心とする古美術の名品が並び見応えがあった。中でも、平安時代の書状・離洛帖の自在奔放な書きぶりは鮮やかである。若くして能書といわれる「三跡」の一人、藤原佐理の消息である。

仮名の起源は中国伝来の漢字(真名)に対しての語である。仮名の語源は「かりなー仮名」「かみなー神名」梵語の「カラナー文字」の説がある。漢字は字画が多いので、日常使うのに不便なため、次第に工夫され略体を使うようになった。その略体の仕方には二つの方法が行われた。その一つは草書体とその簡略化からできた平仮名、他の一つは字画の省略からなる片仮名である。
片仮名は、漢字楷書体の一部分をとって作られたもので、漢文を日本読みにする時、漢字のわきに心覚えのために付けた符号で、その発生は奈良時代にある。
この仮名文字の発明とともに、藤原氏を中心とする平安王朝時代には、わが国独自の文化が熟し始め、やがて宮廷生活を舞台とした和歌、物語、随筆などが作り出された。「古今和歌集」「源氏物語」「枕の草子」等はその代表的なものである。

源氏絵物語夕霧部分

上野の森
三度目の「至宝展」に行く。「仮名の美」ー平安中期・後期ーをじっくり鑑賞した。「古今和歌集巻第五」「安宅切本和漢朗詠集」は、線と余白の美しさが際立ち、心眼でなぞりながら見ていくと、いつの間にか吸い込まれそうになる。今回は仮名文字のみごとさに加え、贅を極めた料紙や表装をも鑑賞することが出来た。どちらかと言えば、漢字の方に関心が強くなりがちな私にとって、「仮名の美」を改めて認識する機会となった。日本人の心の襞を綿綿とつづる「平安時代の仮名」こそ、「日本の書」と言えようか。
前回同行したポーランドからの留学生は、「至宝展を観た夜に、紫紙金字の経の夢をみました!」と言ってきた。なんと感性豊かなことよ。余程印象が強かったのでしょうか。驚きました。
「紫紙金字光明最勝王経巻第二」は、奈良・8世紀の逸品、国宝である。

昨日、友人との会話の中に、「八角形の紙に氣と言う文字を書いて、体の痛むところに貼ると治る。」というのがあった。今朝家族にその話をすると、「そんな簡単なことで痛みがとれるなら有難いよね。やってみようか。」ということになり、早速試してみた。ありあわせの紙を八角形に切り、その上に筆ペンで「氣」を書いた。全部が自前で決して霊験あらたかな物とはいえない。ためしに痛む膝に当ててみた。これで完全に痛みがとれるとは信じがたいが、その間ずっと手の平で紙を押さえているので、膝が自ずと温かくなり気持ちがいい。要するに、気を膝に集中させることにより、気の流れよくすることは確かで、一時は痛みが和らぐことがあるのかもしれない。誰が考え、言い出したのかは知らないが、一理あるおまじないかなと思った。うそだと思う人はお試しあれ。

源氏物語をテーマにした、生花と書のコラボレーションを試みるにあたり、瀬戸内寂聴さんの源氏物語を読み始めた。寂聴さんの源氏は読みやすく、独特の節回しと言うか解釈の仕方が現代的でおもしろい。夢中になって読んでいて、昨日も電車を乗り過ごしてしまった。