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よい宿で どちらも山で 前は酒屋で
ー山頭火のうたー 冬虹かく
新緑の眩しい時節です。連休は如何おすごしですか?

すくすくと天まで伸びて風雲を
打ち払うべき竹となるらん
比庵九十
ふくよかで おいしそうな竹の子。
清水比庵先生 九十歳の書・画・歌です。



折々の花を書にしています。
藤の花が満開です。
ずっしりと重い花房をイメージしてみました。

目に見えるいのち綱 。目に見えないいのち綱 。
友人は今日、11回目の抗がん剤治療を受けています。

富士の山見ゆるところにをる人はあした夕べにたのしかるべし
比庵
書・画・歌三芸なる独自の芸術境を確立した歌人・清水比庵先生は、川合玉堂画伯をはじめ、知人・雅友等に宛てた絵手紙や書簡を多く残している。ご遺族のご承諾を頂きその一部を拝見した。いずれにも比庵芸境がにじみ出ていて味わい深い。大正時代から書き始めた画趣豊かな葉書絵は、おそらく「絵手紙の元祖」と言えよう。ただ今、書画・絵手紙・書簡などの資料をまとめネット上で紹介できないものかと思案中である。

文字に興味を持ち始めた幼い友達からLoveletterをもらった。いっしょうけんめいに書いたのだろう。何となく文字らしく見えるが文字ではない、が気持ちは充分に読み取れる。
中国5000年の文字成立以前に「符号」なるものが認められているが、それと似て興味をそそられた。これぞ文字以前の符号といえるのかもしれない。まだ文字は書けないけれども文字らしき形をなぞりながら、自分の気持ちを伝えようとする行為こそ、言葉を持つ人間の人間たる所以かと思う。

萩原朔太郎詩 ・竹

門前で戒師さまをお迎えする
授戒会の中心となられる戒師さまは、福井県興禅寺の木崎浩哉ご老師でした。
初日、まずは「戒のはなし1」から始まり、「法要」「中食」「戒のはなし2」「お説教」「座禅」「礼拝のつとめ」と続き、さらに「薬石」「座禅」、そして、21時の「開枕」でした。二日目、朝5時の起床。「座禅」「おつとめ」「小食」「茶礼」「礼仏」「講座・わたしと仏教ー上田紀行先生」「昼の法要」「中食」「戒のはなし3」、休憩をはさんで「お説教」「対談」「礼拝のつとめ」の詰まったものでしたが、スケジュールの組み方やお寺さんの建物が広いので、気持ちの上では余裕があり、心地よく過ごさせていただきました。
お寺さんには「典坐/てんぞ」という食事を作る部所があり、これも大事な修行のひとつと考えられています。典坐の方は早朝から心をこめて食事をつくり、授戒会をする戒弟に出してくださいます。「小食」ー朝食・「中食」ー昼食・「薬石」ー夕食のいただき方にも作法があり、応量器という食器を使っての作法を教えていただきました。季節の野菜を丁寧に料理した精進料理はとてもおいしく、おかわりまでしてしまいました。授戒会に行って体重が増えるなんて、まだまだ修行が足りないですね。

応量器の包み方 中食

青松寺・木版
青松寺授戒会 の第一回が明日15日から一泊二日の日程で行われる。授戒会 とは戒師さまの人格を通じて仏法を学び、それを実践していく修行の場である。授戒会に参加することにより、お釈迦様の弟子・「仏弟子」になり、自分の心の持ち方を学ぶ儀式という。
今回授戒会に参加したいと思ったのは、あの世に行ってからのことではなく、今生きている自分をコントロールできる力を付けたいという願いからであり、修行もせずに、そんなに簡単に「仏弟子」に成れるなんて考えてもいないし、おこがましくて言えもしないのだが…。二日間やってみます。

アレクサンダー・ギンディンのピアノコンサートは素晴らしかった。10本の指が魔術にかかったように豊かな調べを紡いでいく様は、まさにピアノの魔術師としか言いようがない。ベートーベン・ラフマニノフ・ショパンの演奏が終わると、会場には絶賛の拍手の渦が鳴り止まず、アンコール、またアンコールとの観客の熱のこもった拍手に、ついにギンディンはアンコールに答えてくれた。
先日「徹子の部屋」にギンディンが出演した際に、「サーシャ」と声をかけてくれたら「ラ・カンパネラ」を弾くという約束だったとか。前の席の若い女性2人が再三呼びかけてくれたおかげで、アンコールはラ・カン パネラを含み上記の6曲となった。なかなかアジなことをするものよ。久々に充足したコンサートであった。
ちなみに、、「サーシャ」 の今後の予定は、4/14名古屋しらかわホール、4/16福岡アクロス福岡シンフォニーホール、4/20第48回大阪国際フェスティバル・大阪フェスティバルホール。追っかけをしたいのは山々だが、残念ながらその余裕はない。




モーツアルト生誕250周年記念・花まつりコンサート(主催青林寺)にいく。コロラトゥーラ・ソプラノ 崔岩光(サイ・イエングアン)と能楽囃子大倉流 大倉正之助の オペラと日本伝統楽器のコラボレイト。
花まつりに相応しい舞台の桜は、前日に福島から取り寄せ、一気に温室で開花させたソメイヨシノ。淡淡とした風情は山桜のように見えたのも、照明効果を考えてピンク色に色付けし、さらに桜色の香りを会場全体にスプレーしたという手の込んだ演出であった。
生花協力は、旧御室御所仁和寺に伝わる華道・室御流華尚斎杉崎宋雲氏。最近のお寺さんはいろいろな催しをするんですね。英語版般若心経写経用紙も販売していたので、一部求めてみた。






円相・悟 一千九百六十二年度
天風哲人

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米津千之先生の芋洗いの会に参加し、「天風会」創始者・中村天風哲人を知る。早速本屋で出版物を求めると、次の5冊があった。「生命を拓く」 「叡智のひびき」「真理のひびき」「中村天風一日一話」「中村先生坐談」。錆びついた脳みそも、螺旋状に思考を深めていく独特の天風節に引き込まれている。熟読玩味したい。

「燦燦会・濱崎道子ふるさとを想う展」-春になればー
先日同級生が亡くなった。彼は寺の住職で長年同期会のまとめ役として信望が篤かった。小中高と同じ学校だったこともあり、一昨年故郷で書展開催時には、主催代表者としてオープニングの挨拶をしてもらった。当時から健康がすぐれなかったにも関わらず、会期中には2度3度と足を運び会場の様子等を案じてくれていた。寡黙でじっとそこに居るだけで場の雰囲気が凛とするような姿は、同級生でも近付き難いものがあった。にもかかわらず幼少の愛称「たまちゃん」と慕われ、黙って皆の話に耳を傾けいた姿が印象的であった。その後会う機会のないままあの世に旅立ってしまったが、同期を失った寂しさは時の経過と共にいっそう深いものになっている。

森川翠水氏に依頼していた印が届いた。左は名前の「道」、右は雅号の「冬虹」。森川氏はモダンな画風の水墨画家で、この印は氏の趣が充分に出ている篆刻作品である。

最近、93歳の男性と、97歳の女性に会いました。張りのある声、艶のある顔色、その上、前向きな生き方は、とにかく明るくて元気ですよね。まことに自然体で素敵でした。生涯恋ごころを忘れない生き方を見習っていきたいな…という思いを強くした私でした。

水面に花が舞い散って、筏のように流れていく。散り際の潔さに無常を覚えます。
”散る桜 残る桜も 散る桜”