濱崎道子 書の世界


 
2007年9月
- YEBISU GARDEN PLACE 13th Anniversary Event -
    『書(KAKU)~想い、筆にのせて~』を開催

9/24(祝)に濱崎道子が出演します。
詳しくは 、 ガーデンプレイスをご覧下さい

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2007年06月20日

紙一杯の書

2007.3.15 058syos.jpg

  渡水復渡水看花還看花春風江上路不覺到君家
  わが宿も となりの庭も 東京の 到るところも 花盛りなり
                               比庵八十七

                   ☆

小生はしばしば紙一杯に画くので茶人から嫌はれもっと余白を置くことを求められる。茶掛といふものは昔から余白のことを勿体らしくいふものである。つまち、余白は多少によって余情を量るといふようなことは、割り切りすぎと思ってゐる。それに画の強さを求める為には、やはり余白がない方がよい。この強さといふことから画に限らず書でも小生はなるべく紙一杯にかかうとしている。
                           
うつくしきもの若くあり 強きものまた若くあり 年新らしく


つまり、強さといっても 若くありたいということである。しかし、若くありたいと云っても二十三十乃至四十五十の若さを願っているのではない。八十には八十のわかさがあるのである。
               (比庵随筆 昭和41年 比庵83歳)





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