濱崎道子 書の世界


●公開セミナー●
シルクロ-ド・奈良国際シンポジューム2007
日時:2007年12月16日(日)・開場 12:00 開会 13:00~16:20
会場:東京有楽町朝日ホール<有楽町マリオン11階>
興福寺貫首・多川俊映さんが、「天平の美・阿修羅像によせて」の講演、
その後、大学教授らが「仏教の未来と共生」のテーマで討論をする
資料代:1000円

問い合わせ
なら・シルクロード博記念国際交流財団内 シンポジューム事務局
Tel: 0742-27-2438、 silkroad@nifs.or.jp

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2007年11月10日

21世紀国際フォーラム・生命の未来

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早稲田大学創立125周年記念 21世紀国際フォーラム「先端医療が導く生命の未来」を聴講した。「生命の複雑さに科学はどう挑むのか」というタイトルで、テレビでもおなじみの脳科学者茂木健一郎氏の基調講演と先端医療に携わる学者や医師達のパネルデスカッション「テクノロジーと医学の融合をめざして」である。
自分にとって場違いのような感はあったが、茂木氏の「生命について」の話しは、身近な例をあげながらテンポ速く独特の話術で進めるていくので、ついつい引き込まれ最後まで興味深く拝聴することができた。

以下茂木氏の話で、自分がインプットしたところーーー
「脳のミステリィーといわれ、科学の1つがわかると、10の分からないところがわかってくる。DNAの研究でわかってきたことは、何が分からなかったかのポイントがわかってきたこと。1つのこと解かると10のことが解かるのではなく、10のことが解かると100のことがわからないぞ!ということが分かってくるであって、その上での楽観性があるということである。
「人生とは何か?」が永遠のテーマであると同じように、「生命とは何か?」ということも難題でそう簡単には解明できない。人間の脳はすこぶる複雑な構造になっていて、いくら性能の優れたロボットを作ってみても、人間がごく普通に行っているタウンキング(会話のキャッチボール)や、自分が髪の毛を触ると相手も髪の毛を触っていた感覚になるという、ミラニュームなどもロボットには出来ない。医療は全体を見る総合的なもの、科学は分析するもので全く違うもの双方からみても生命の中核は未解明である。脳は生命を単独でコントロールしているのではなく、体全体の総合作用の上に成り立っている。
生物が生まれて6億年、時間をかけて育まないと出来ない組織があって、テクノロジーの医療を進めても、生命の本質はコントロールできない。いくらテクノロジーの医療が進んでも生命のコントロールは出来ないのである。生命には機械と違って「ゆらぎ」というものがあって、脳の7割はそのゆらぎが勝手に働いていて、「生命のようなコンピューターを作ろう」といっても、自発性のないコンピューターには、けっして生命に変わることは出来ないので、未だもってそのようなコンピューターはできていない。因みに、いくら情報の多いコンピューターでも、生命とは全く関係はないのである。
だからと言って科学者は研究をあきらめるるのか、と言うとそれは又違ったことで、偶有性(ある程度コントロールできるが、ある程度コントリールできない)を楽しむ覚悟があれば、どんな人生も脳科学者的には楽しいといえるのである。とにかく学問と言うのは、総合的なもので、できるものはなんでもやろう!!の精神で「生命の在りかた」も小さな工夫の積み重ねとして取り組む必要があると思う。その為にも長く生きること、長生きが必要かな。」
途中で、創立600年のケンブリッジ大学のことを例に上げて語られたが、その長い歴史が優秀な人材を多く世に出している所以なので、早稲田もそれくらい年月を重ねればケンブリッジのようになるのかもしれない等の話もあった。人間のみならず、何ごとも長い歳月の中で育まれ形成されているが、生物の命も然り、簡単にミステリーは解けないぞ!と言ったところでしょうか。リニュアルした大隈講堂はきれいに成っていました。

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