4月12日・13日に、太極拳(中国武術健身協会)と四谷ハーモニカクラブが一緒に、東日本大震災被災地ボランティアに参加した。これは、昨年7月に宇都宮キャベツを提供した仙台在住の中村完治さんの企画で実現したものである。朝9時過ぎに東京駅を発ち11時過ぎに仙台到着。仙台でJR仙台空港行きに乗り換え美田園駅に到着、駅から徒歩5分のところにある名取市美田園第一仮設住宅集会所には12時半に到着した。
集会所には20人ほどが集まり我々の到着を待っていた。平日の午後とあり、殆どが年配者である。急いで楽譜の準備をし、13時から「諸星保夫と四谷ハーモニカクラブ」の演奏が始まる。ハーモニカ暦70年の諸星先生の指揮で11名のハーモニカの音色が集会所を満たした。「手のひらを太陽に」「北国の春」「見上げてごらん夜の星を」「河の流れのように」「月の砂漠」「斉太郎節」「青い山脈」を、ハーモニーカに合わせて唄った。はじめ遠慮がちだった仮設の人達も、次第に声が出るようになり、大きな口で唄っている。最後は「ふるさと」。自分ながら、久しぶりに大きな口を開け腹のそこから声を出して唄った。最近唄うことが少なくなっていた。先日、貼り出し用の歌詞を書いていたら、胸がつまり涙ぐんでしまった。今日もみんなと一緒に歌っていたら、また胸がいっぱいになってしまった。歌の力・言葉の力ってすごいんだね!!慰め・励まし、そして希望が湧いてくる。仮設の人達は、どんな思い出唄ったのだろうか?歌は風に乗り、故郷の心の泉に帰っていくように感じた。

[ 諸星保夫と四谷ハーモニカクラブ] 2011/04/12

[中国武術健身協会・桂支部] 2011/04/12
ハーモニカと歌の後は、集会所いっぱいに広がり[気功と太極拳]で体をほぐした。初めてという人が殆どだったが、見よう見まねで熱心に体を動かし、30分も過ぎた頃には体も心もポカポカしてきたのか、「気持よかった」「太極拳を覚えたい」などの声が出てきてた。「開いてみる?」と太極扇を渡すと「バシャ」いう音が気持がスッキリするか、何度もチャレンジしていた。私たちの着用している表演服を見て、「きれいだね、着てみたいなー。」という人に、脱いで着せてやると大喜び。しばし日常を忘れてもらえたなら嬉しいな。

表演服と太極扇
お茶とお菓子をいただきながらの懇談会 2011/04/12
色紙に寄せ書き 今度は、是非書道で来てくれ
その後は、お茶とお菓子をいただきながらの懇談会。太極拳とハーモニカグループ人たちは、現地の人達の間に座り語りあった。「美田園第一仮設住宅は、かつて閖上(ゆりあげ)地区に住んでいた人達が殆どで顔見知りだし、自治会長の高橋善夫さんがとてもよくしてくれるので、私たちは恵まれていて有難い」と、口々に話していた。高橋善夫さんは名取市で震災にあい、家族の多くを亡くされている。各地で防災の講演をされ、つい先日も都内の大学で講演を終えたばかりだと語っていた。
http://www.townnews.co.jp/0402/2012/03/09/138048.html
先の見えない仮設での生活、家に引きこもり集会所に出てこれない人などの状況など、心のケアの必要を感じる。我々にはくったくのない笑顔を見せてくれるけど、仮設生活の大変さを聞くにつれ、辛さが身に沁みて感じる。
これまでは、書道を通じてポランテイアをしてきたが、今回は仮設住宅の現状が分からなかったので、太極拳で参加した。書道の話をすると、「今度は、是非書道で来てくれ!」という。次回は、大きな文字を一緒に書きたいと思う。
懇談会は午後3時15分で終了。美田園駅から仙台駅に行き、JR仙石線に乗り換え、松島海岸のホテルには17時20分到着。分刻みの一日でした。