書の醍醐味・卒業に向けて

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久しぶりに、6年生と一緒に書の勉強をする機会に恵まれた。中学生になるための「決意」を書にして、残り少ない小学校生活を充実したいというねらいの学習らしい。6年生の考えてきた言葉には、前向きで未来に向けてのメッセージが多く見られる。これら思いの籠った言葉を書にするには、「筆使いや形だけに囚われず、思いっきりのびのびと書いてみたい!!」という願いを達成するための4時間の授業のお手伝いである。最初の2時間はレクチャー。「文字や言葉のチカラ、書と書写との違い、書は自己表現の一つである」等を、筆者の活動の映像を見ながら紹介し、さらに、次週までに各自の言葉をデザインしてくる宿題を出す。

2回目の今日は2時間の実技指導。先ずは6年生のリクエストによる「舞」の大字揮毫。その際に紙に向かう気持や、書く姿勢についての説明を。さらに、緊張感を解きほぐす必要を感じ、大字の周囲に寄せ書きをする。心も体もリラックスしたところで4人グループに分かれ書き始める。書のデザインを10こも考えてきた児童もいて、みんなやる気充分だ。大きな字を書くのに4人の筆を束ねて一本の太筆にしたことも、グッド・アイディア。この過程で特に注意することは、「大きな文字を書く時には、体全体っでリズムを取りながら書くこと。姿勢は、脇の下にボール一つが入るほど空けると書きやすいこと」などを説明。後は児童の作品を巡視しながら、「いいねーー。すばらしいねーーー。」の連発に児童たちのやる気は倍加。徐々に心と体が開放され、終にはのびのびとした作品を仕上げることが出来た。

上手に書こうとか、書き上がった時点での他人の評価等を気にせず、自分の思いを重ねて書く時の充実感を味わってもらうことができたなら、その時点で今回の授業は成功したと思う。ともすれば、書は出来上がった作品の評価で終わることが多いが、それよりも、書く行為自体が「書そのもの」であり、一期一会なる「書の醍醐味」といえるのである。

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  すっかりリラックスしての揮毫ですね。

「書写なんてどうしてやるの、こんなつまらないものをという児童がいるのですが...。」という担任の先生の話を聞いていたが、90分の授業の終わる頃には、「おもしれーー、モットやりタイヨーー。」との声も聞こえてきた。「そんなに面白いなら、先生のアトリエにいらっしゃい。いつでも書かせてあげるから。」と言うと、ビックリしたのかキョトンとしていた。元気な児童たちのパワーをもらいながら楽しく書の勉強の出来たことを嬉しく思う。

皆さん、どうもありがとう。卒業までの時間を大切に過ごしてくださいね!!

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