昨日、百歳の清水明子さんを訪ねました。10月開催の吉備路文学館の清水比庵展に展示するという、比庵娘・明子氏の百歳の書を見せていただきました。既に表具された歌には、「会場の遺作に立てば紙拡げ筆持つ亡父其処此処に顕つ」とありました。比庵先生亡後も、「常に父が傍に居る」と語る明子さんならではのお歌でした。作品は、吉備路文学館会場入り口に展示されるそうです。

「会場の遺作に立てば紙拡げ筆持つ亡父其処此処に顕つ 娘明子百寿 」
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明子氏は短歌結社「窓日」の会員で、百歳の今も毎月投稿されています。作歌ノートに綴られた沢山の歌の中から選んで色紙に書いて頂きました。左手に色紙を持ち、何の衒いもなく歌を諳んじながらすらすらとを書く様子は、とても百歳を過ぎた人の筆文字とは思えません。3首ほど書いて頂きましたが、「これで、もういいの?」とまったく疲れを見せずニコニコしています。

「ほのぼのと 春の曙生れいでし 花の女子百寿ことほぐ 百寿 明子」
明子さんの信条は、「愚痴を言わないこと」そして、「一筋の道をまっすぐに進むこと」だそうです。「だって、愚痴を言っても始まらないでしょ。私は決して言ったことはないわよ。ホームで隣の席の座る人が、若い時のことを未だに愚痴っているのよ。」と言っていました。花模様をプリントした上着と赤いマニュキアがとてもお似合いの明子さん。長生きのコツが少し分かったような感じがしました。
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