『母への手紙』

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小華和 想さんの『母への手紙』ー私の四国遍路ーを読む。昨年11月に銀座・鳩居堂の個展会場で初めて彼女の作品をみる。大きなパネルに書いた 「無11連作」始め、「無・瀧」「無・暁光」が、3面の壁を覆い尽くし、その 全ての作品が細かな「無」の文字の連続で埋め尽くされていた。その様は、絵のようでもあり、宇宙のようでもあり、いや、曼荼羅のようでもあり、はるかに望むサンガの世界が繰り広げられていたのであった。あまりの衝撃に言葉を失ってしまったが、しばらくして、おもむろに小華和さんに話しかけてみる。案の定、言葉少なに一冊の本を渡された。説明するよりこの本を読めということらしい。 ようやく新年になり読むことができた。

四国遍路八十八ヶ所を巡りながらの記録の間に、書のこと、母のこと、家族のことなどが回想形式で紡がれ、単なる四国遍路の記録にとどまらない。小華和さんの生き様と深い境地が、巧みな筆運びで展開している。かつて衝撃を受けた会場での作品群を思い浮かべながら、彼女の息遣いに引き込まれながら一気に読んだ。心地よい新年の読後感である。文芸社出版。ご一読を!!

 

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