

2011年10月4日、曹洞禅国際シンポジウムが東京グランドホテルで開催。海外から70名、国内から140名が一同に集い、テーマ「進一歩 未来への道をひらく曹洞禅」を考え、疲弊状態にある日本を日本の僧侶が如何にして救済出来るか、海外に於ける日本仏教の今後の布教のあり方等を互いに語り学び合い、今後の自分の生き方を改めて考える機会となった。会場脇には各国の品々が販売され、売り上げ金全額が東日本震災地に義捐された。金額の程は??
基調講演は上田紀行氏。続いて国際布教プレゼンテーションがあり、ハワイ・北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパ各国際布教総監より各国に於ける布教活動の紹介。引き続き各国国際布教総監、上田紀行氏のパネルデスカッション。司会は藤田一照 国際センター長。

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混迷する世界情勢はグローバル化が進み、日本仏教の本店が日本で、他は支店だという考えではなく、これからは各所に中心があって互いに学びあうといった方向に変えていくことが肝心である。今までのアメリカ一辺倒の経済第一主義や、文化面でのヨーロッパ中心の優先主義などの一元化した考えを改め、柔軟な多様化が求められ、その必要に迫られている。
仏教も然り。各宗派は、元来それぞれの所で縁起や風土により培われ花開いたものであって、日本仏教が世界に広められ拡がった今、日本仏教が、逆に世界各地から学びとりながら、未来にへの道を開く一歩になっていく。
次に、日本仏教が如何に瀕しているかの例である。講演会等で「日本仏教に良いイメージを持っている人は手を上げてください。」と聞いてみると、次のような結果であった。①仏教 95% ②日本仏教65% ③日本のお寺 25% ④日本の僧侶 5~10%この結果から見て、如何に日本仏教が瀕しているかがわかる。殆どの人が仏教に良いイメージを持つのに、坊さんに対してのイメージの低さ。どうしてなのか。この際、どうしても僧侶が尊敬される日本仏教にしていかなくちゃなりません。そのためには、若い僧侶が世襲制で住職になるのではなく、仏教を信じ懸命に修行をした他人の痛みの分かる僧侶が、結果として住職になる方向に進んで欲しい。そうでなければ、虚無感を持つ若者が溢れる日本を、どうして救うことが出来るか。
さらに、今度の大震災は第3の敗戦と言われ、無縁社会や原発事故での共同性の弱さを見せ付けられ、これからどのようにして絆を取り戻していくのかが、僧侶のみならず、われわれ一人ひとりに課せられた課題である。「進一歩」とは、一歩地面を踏みしめ、もう一方の片足で一歩進むことで、自分がどの立ち位置に居るのかをよく考え、一歩を踏み出しもらいたい。
「犀のように ただ独り歩め」(ブッダの言葉)
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以上は、一ブッジィストとして参加し、
自分なりに纏めた問題提起の要約であることを添えておきます。