【タンゴ僧院】

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ティンプーから北へ20km車で40分ほど行くと、自動車道の終点がタンゴ僧院へ続く参道となる。そこから徒歩で30~40分ほど登るとうっそうとした森の山腹にあるタンゴ僧院に到着。途中ラングールが日向ぼっこをしているのに出会う。1688年に創建されたタンゴ僧院の半円状の白壁は、神々の砦のように空に聳えていた。門を入ると美しい回廊に囲まれた中庭があり、回廊の壁には、仏・菩薩・高僧たちが描かれている。中庭から短く急な階段先にお堂や僧侶の宿坊に続いてる。現在は、修行・勉学の場所として、多くの僧侶が学んでいた。我々一行は応接間に通され、デシ・テンジン・ラプギュに謁見することが出来た。1人ずつカターをかけてもらい、デシ・テンジン・ラプギュの写真とお守りを頂いた。こんなことを許されるとは思ってもいなかった。

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    幼少期のデシ・テンジン・ラプギュ   お守り                       

                     ☆

 1680年から1694年にかけてブータンの支配者であったデシ・テンジン・ラプギュは、ブータン史上傑出した人物で数多くの業績を残した。パロのタクツァン寺院の建立やティンプー谷のタンゴ僧院が、現在の威容を供えるようになったのもデシ・テンジン・ラプギュの業績の一つである。

その、デシ・テンジン・ラプギュの化身とされる幼年僧は、東ブータンのタシガン県カンルンで生まれ、2歳の時に見出された。その後調査が続けられ4歳の時にデシ・テンジン・ラプギュの化身として認められ、1999年3月、御輿行列でタンゴ僧院に担がれて行く際には、人々が彼を拝み、この歴史的な瞬間をひと目見ようと沿道に並んだ。僧院に着くと、本堂の仏間で五体投地しデシ・テンジン・ラプギュの化身として即位した。

2011年、すでに17歳になられたデシ・テンジン・ラプギュは、タンゴ僧院での全ての法要を威厳を持って取り仕切っている。毎日夜明け前に起床、読経し、そして、タンゴ僧院の守り神ベオブが祀られている暗いお堂に1人で籠り10分間交感するといった厳格そのものの生活である。

若い化身デシ・テンジン・ラプギュは、訪日の経験もあり、もの静かな自信とユーモアと諧謔のセンスで、我々と親しく歓談された。別れ際には快く写真も受けて下さり、思いもかけないツーショットの1枚となった。

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              2011・12.01 タンゴ僧院にて

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