【比庵書簡 】

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      半天は雲厚くあり半天はわが朝顔の花より碧し 比庵九十          

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清水比庵90 歳の作、なんと、みずみずしい歌と画だろう。92歳と8ヶ月で亡くなるまで若さを保ち、生涯現役で過ごした比庵のパワーの根源を思うとき、 比庵89から92歳の間に書かれた書簡を見る機会に恵まれた。短歌における師弟以上に、 美しい人は短歌もうまくなる、努力無しには天才は生まれない」などと励ましながら、若くて美しい人に文を送り続けたのであった。このことこそ、比庵が若さを保つ秘訣であり、没後37年を経た今も色あせない比庵書簡の魅力なのかもしれない。

書簡で思い出したが、建築家の今井兼次氏は、筆まめなで手紙の写しを手帳に控える習慣があったらしい。後に、TV番組に取り上げられた時にそのことが紹介されたという。また、江戸川乱歩も几帳面に手紙を書く時はカーボン用紙を使い複写しながら書いたので、その記録は残っているそうだ。これらは、昔の人達の、手紙に寄せる思いの強さを感じさせる事例かも知れない。

手紙に代わってメールで済ませる昨今だが、相手を思いながら言葉を選び、丹念に書き綴る手紙のぬくもりを感じながら、比庵書簡を書き写している。

 

 

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