【特別展・清水比庵展】

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岡山・吉備路文学館で開催中の【特別展・清水比庵展】に行ってきた。7月13日(日)は13:30~ 記念講演会「祖父・比庵と母・明子を語る」講師:清水 固氏 が行なわれ、定員80名の会場が100名以上の観衆で賑わった。

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吉備路文学館:昭和61年秋に、この地に初めての文学カルチャースペースとして、中国銀行が設立した。吉備路出身およびゆかりの文学者の著書・書簡・原稿等を展示している。
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              吉備路文学館館長・遠藤堅三氏の挨拶
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                熱のこもった講演会:清水 固氏 
                 左・比庵 右・菅原栄海師

ビジュアルを使っての講演は分かりやすかった。今回紹介された比庵59歳(昭和16年1月2日付)の戦前の書簡。後年、天台座主になられた菅原栄海師に送った絵手紙。

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文面を記す。
「多難の年あけて国家の前進を祈るのみであります 不相大変御忙しいことと存じます 歌は兎も角も永い道でありますからどうか中絶せず進んで下さい 今回の御歌によると龍頭山の家が出来し趣 スキー町長迎えてこの方面は益々盛のことと存じます 門跡様はじめ皆様によろしく御伝えねがひます 一月二日夕 比庵  醫王院様 侍史」

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昭和20年9月20日日付で、比庵が川合玉堂宛てに送った書簡。
何もかも失へる日本に芸術は彼らも奪うこと能わず。敗戦の堕落より我国家を救ふ物は実に芸術の使命と存じ候。彼等をして尚帝国の前に頭を下げしむるものありとせば先生の芸術の如きものを於いては他に求むべからず。先生は実に国の威厳を代表せらるべきかと存じ候。」

当時、神とまで尊敬されていた川合玉堂に、終戦直後にこのような書簡を送った比庵の気概を伺うことが出来る。



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